『乳と卵』
芥川賞と直木賞で共に30代の女性が選ばれた。
ニュースを見たときはちょっと赤裸々な感じがして好印象ではなかったのですが、
それでもいっぺん、勉強のためにと、読むことにしました。
病院で・・・眠れぬ夜、デイルームにこもり、文藝春秋の薄いページをめくりました。
最初はなんて読みにくい文章やろかと。
一文がめちゃめちゃ長くて、途中関西弁が混じるし、
辻褄もあっていない。
ところが、川上さん、人と人との会話の表現がめちゃくちゃうまい!
だれかと誰かが言い争っているのを、まるで画面をみるように
表現できる。これにはびっくり。日本語が美しくないと思います。
でも、こんな表現できるなんてスゴイし、おもしろい。
そして、樋口一葉に影響されたそうで、
文体がすごく懐かしくて、焼けて黄色くなった岩波文庫のような
香りが混じっているのです。
それと、テーマですが、今、その「卵」の手術をしたばかりの
私にはまさにハマりすぎでした。女性にとってはかなり
心に突き刺さるテーマです。
これをですねぇ、講評した石原都知事はですねぇ、
乳をテーマになんざ意味がないとおっしゃってます。
正直な男性ですねぇ。
こんなん読んだら、私、あまりに下手で、書けへんわ〜。
yumin
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